
センセイ、聞きましたよ。合同会社プロバイオが株式会社になったんですね!



そうなんです。実は2023年8月1日から株式会社になりました。もっと早くお伝えするつもりだったんですが。。。



おめでとうございます!なんで株式会社にしたんですか?



資金調達とか含めてこれからより発展させようと思って



へー、今後の展開が楽しみですね!



(ぼくの活躍の場が広がるのか)



そうなるように一緒に頑張ろう!
今回は株式会社にした経緯とこれからのビジョンを語ってみようと思います
プロバイオって?
株式会社プロバイオは東海大学農学部食生命科学科「食品バイオ化学研究室」の乳酸菌研究を社会に還元するために立ち上げられた大学発のベンチャー企業です。
大学で見出した特別な乳酸菌の商業利用、ソイペディオ®の販売、共同・受託研究、商品開発のサポートなどを行っています。
1.機能性乳酸菌や発酵物の販売
⇒東海大学で見いだされた機能性乳酸菌をそのまま活用したい場合など
2.乳酸菌ライブラリの活用
⇒当研究所保有の乳酸菌を活用して自社で解析したい場合など
3.共同・受託研究
⇒一緒に新しい機能性や活用法を見つけたい場合など
4.大学との商品コラボレーションの仲介
⇒学生のアイデアを活用して話題性のある商品を開発した場合など
【沿革】
2021年1月1日 チーズ・乳酸菌研究所の立ち上げ
2021年11月1日 法人化し合同会社プロバイオを設立
2023年8月1日 株式会社化し株式会社プロバイオに!


何故株式会社にしたのか
ずっと研究ばかりやっていた理系の私は、経済のこと、マーケティングのこと、会社のことなど全く無知でした。そのため当時、ネットや本で色々調べて、まずはお手軽に作れそうな合同会社を選択し、合同会社プロバイオを立ち上げました。
その後、お陰様で色々なセミナー等に呼んでいただいてお話をする機会も多くいただいていますが、その時にいつも聞かれることがありました。
「何故、合同会社なんですか?」と。
その度に経緯を説明すると、「今後、資金調達とかして事業を拡大するつもりなら、絶対、株式会社にした方がいいよ」とアドバイスをいただいたり、銀行の方からは「内々で小さな範囲でやろうとしているのかな?事業を拡大するつもりがないのかな?と思っていました」など言われたりしました。
どうやら合同会社というのは外からそのように見えるらしいのです。こちらとしては拡大するつもり満々なのですが(笑)。
どうせやるなら全力で!というのが私の考えです。中途半端にやるぐらいならわざわざ会社を作ったりしません。大変なだけですから。
そんなことが続いたので意を決して株式会社にしました。
10年後のビジョン
㈱プロバイオの十年後のビジョンを語りたいと思います。私は、売り手良し、買い手良し、世間良しという三方良しの考え方が好きです。みんなハッピーになれるからです。
巷では乳酸菌ブームで何にでも乳酸菌が添加されています。乳酸菌なら何でも良いような風潮になっていますが、乳酸菌にも個性があり得意なこと不得意なことがあります。また、菌数が多いほど良いみたいな風潮も気になっています。ある程度数は必要だとは思いますが、多ければいいってもんじゃないと思うからです。㈱プロバイオでは大学で見出した確かな機能性を持った乳酸菌を提供していきたいと思っています。乳酸菌でみんなをハッピーにしたいのです。
ソイペディオ®は家庭で豆乳ヨーグルトを作れる乳酸菌スターターですが、大学の長年の研究で選び抜いた乳酸菌です。薬機法の関係で大っぴらに機能を語ることができないのですが、研究室一押しの素晴らしい菌です。まだ豆乳ヨーグルトを作ったことがない人は是非試していただきたいと思います。
作って良し、食べて良し、出して良しの三方良しです(笑)。
また、乳酸菌は食品だけではなく、様々な分野で活用できます。乳酸菌の可能性を見出し、それを社会に出すことで地域活性化に貢献したいと思っています。
仲間(社員)は漫画ワンピースに倣って10人ぐらい?それ以外もみんなを巻き込みながら仲間をどんどん増やしていきたいと思っています。
また、私が目指すのは新時代の会社です。社員一人一人が自主独立し、率先して動く。みんなが生き生きと活躍できる企業です。
私が目指すもの
プロバイオではなく私個人が目指すもの、それは財団を作ることです。
その名も「キノベル財団」(ダサい笑)。
何のための財団かというと、若手研究者や面白いことをやろうとしている中小企業を支援する財団です。その背景には大学での研究資金の確保の大変さがあります。
日本の研究力が落ちているという話は聞いたことがあるかもしれません。昔に比べて大学教員が研究に充てる時間が減っています。また、研究資金の少なさも顕著です。
大学から貰える研究費だけでは自分のやりたい研究を十分にすることはできません。だから多くの大学教員は研究費獲得のために申請書を書きます。かなりのボリュームがある申請書を毎年いつくか書いて通るのはそのうち一件とか二件とかです。落ちるときは紙一枚(いやメール一本)です。そして、通ったら通ったで報告書地獄がやってきます。また、申請書は自分が通りそうな内容のものを書く必要があり本当にやりたいことではないこともあったりします。こんな状況でどうやってクリエイティブな発想で社会にイノベーションを起こせるのでしょうか?
また、中小企業も資金不足で苦しんでいるところも多いでしょう。社長の金儲けのための企業ではなく、社会がより面白く、そしてみんなの役に立つ企業は潰れてほしくないものです。
この問題を解決する方法が財団です。
例えば10億円あれば、年利4%で運用すると年間4000万円の利息を得ることができます。税金とかの関係もあるので少し減るとは思いますが、元本を減らさず毎年数千万円の運用資金を得ることができます。
それをキノベル賞の賞金として出したいなと思っています。
賞金なので報告の義務はありません。そして、申請書も要点を絞った簡易的なものにし、私の独断と偏見で受賞者を選びます。この分野が発展すると良いな、この研究は今すぐは役に立たないかもしれないけど100年後には革命を起こすかもしれないなど、色々考えながら支援するのです。なんだか楽しそうでしょう?
なので生きているうちに10億円ぐらい貯めたいと思っています。これは正直できるか分かりません。また、誰に迷惑をかけることもないのでやらなくても良い類のものです。でも今やりたいと思っているし、自分に発破をかけるためにここに書いています。
妄想で終わるのか、実現できるのか。それは分からないですが。実現できなかった時はそっとしておいてください(笑)。
ということで、これからも応援よろしくお願いします!!
さて、毎年自分でキノベル賞もらって金持ちになろうかな(笑)。
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